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にいたずらっぽい笑みを

Суббота, 21 Октября 2023 г. 15:11 + в цитатник

にいたずらっぽい笑みを浮かべ、松本に頼んだ。

 

 副長の話はもうおわりとばかりに。

 

「ああ、ああ。避孕丸 そこんところは任せとけって。後世のが腰を抜かすようなもんをぶっ建てるからよ。そうだな、黄金とかはどうだ?」

「それは目立ちたがりの副長にぴったりですよね」

 

 松本のジョークに、思わず大笑いしてしまった。 それから、松本と握手をして別れを惜しんだ。

 

 子どもらも、最後の最後まで「おハゲ先生」との別れを惜しみまくっていた。

 それから、松本と握手をして別れを惜しんだ。

 

 子どもらも、最後の最後まで「おハゲ先生」との別れを惜しみまくっていた。

 

 結局、安富とで一泊した翌朝、宮古湾へ向け出航したした。

 

 その翌日、宮古湾へ入港。先行していた副長と俊冬、ってか、ほとんど俊冬の働きなんだろうけど、兎に角、そこで兵糧や水等の物資を補給した。

 

 とはいえ、は太江丸だけではない。榎本の開陽丸をはじめとした七艦がそろい踏みしている。まだまだ物資が集まっていないというのもあるが、積み込むだけでも時間がかかる。

 

 というわけで、いよいよ蝦夷に向けて出航したのは、宮古湾に入港してから四日の後であった。

 

 順調にゆけば、蝦夷に到着するのは二日ほどあとのことらしい。予定では、縄文時代の遺跡のある鷲ノ木というところの沖合に集結することになっている。

 たしか、鷲ノ木は遺跡だけでなく釣りでも有名なはずである。

 

 それは兎も角、いよいよ蝦夷である。くるところまできたんだなーって、自分でも感心してしまう。

 

 海は凪いでいる。

 夜、欄干に両肘を置いてぼっーっと水平線を眺めていた。

 

 晩飯は、俊冬と俊春が

 結局、安富と

 

 当然のことながら、現代に残っている慰霊碑は黄金でつくられているわけではない。の炊事兵とともにつくってくれた。フランス軍兵士たちも同乗しているため、松本の指示どおりにできるだけビタミンを摂取できるものである。

 それでもやはり、一日や二日の料理では栄養状態が改善されるものではない。それに、材料にもかぎりがある。

 

 蝦夷に渡れば、フランス兵だけでなくの兵士たちも陸(おか)に上陸できる。そうなれば、すこしは栄養状態等も改善されるだろうか。

にあがれるよう、おれたちが五稜郭を奪取するために戦わねばならない。

 

 それにしても、静かな夜である。海の風が気持ちいい。腹もいっぱいになったので、眠気が襲ってくる。

 

 空を見上げれば、月と星々が光の優劣を競っている。掌をのばせば、星の一つくらいつかめそうなほどちかくに感じられる。

 

 残念ながら、おれに星に関する知識はない。ゆえに、頭上にひろがる星座がなんなのか、そもそも星座があるのかどうかすらわからない。

 

 遠く水平線にを向けると、地球が丸いんだなってベタなことを実感してしまう。反対側をみれば、陸がひろがっているはずである。もっとも、いまは暗くてみえないが。

 

 すぐ脚許をみおろしてみた。

 

 月と星々の光の下、船体がかきわける波が白くたっている。

 

 その瞬間、体が宙に浮いた。あっと思う暇もなかった。

 

「ちょちょちょ、な、なにをするんだ?」

 

 しかも、尋常な浮き方ではない。まるでチアリーダーか組み立て体操の上の人みたいに浮いている。

 

 こんな悪戯をするのは、当然この二人しかいない。

 

「蒸し暑いから、ひと泳ぎするつもりなんだろう?」

「夜に泳ぐのはいただけないけど、きみがそうしたいんなら止めやしないよ」

 

 右側から俊冬が、左側から俊春が、それぞれおれの脚をつかんで持ち上げている。しかも、二人は器用に欄干の上に立っている。

 

 思わず、両腕をあげてしまった。そう名作、『タイ〇ニック』の「レオナ〇ド・ディカプリオ」と「ケイ〇・ウィンスレット」のあの名場面のように。

 

「あの映画、ぼくらもDVDをみたよ。船首から飛び込む方がいいんだ。じゃあ、さっそくいってみよう」

 

 俊春はいうなりおれを小脇に抱えた。一方、俊冬はさっさと欄干から飛びおりてしまった。

 

 口をひらくよりもはやく、俊春はおれを小脇に抱えたまま駆けだした。

 

 欄干の上を、である。

 

「ちょちょちょ、ちょっとまてよ。あのシーンは船首から飛び込むシーンじゃなかったぞ。あれは、飛び込むんじゃなくって、結局、二人がキスをするっていうロマンチックなシーンじゃなかったか?」

 

 主人公がヒロインを船首の柵に脚をかけさせ、両腕をひろげさせるのだ。まるで鳥のように飛んでいるような気になったヒロインと、主人公がキスをする。

 

 そのシーンのどこにも海に飛び込む要素はない。あやまってとか、ちょっとヒヤッとするとか、そんな要素すらなかった。

 

「しっているよ。ぼくらもあの映画をみたって、さっきいったよね」

 

 俊春は、欄干の上を警戒に駆けながらしれっという。


 

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